TOP > 歯周病治療について
などの全身疾患に大きく関係していることがわかっています。
つまり、歯周病を治すことは、お口の中だけでなく身体全身の健康維持にもつながるのです。
歯周病のなりやすさのリスクは、遺伝的な原因に加え、食べるものや喫煙といった生活習慣や、ストレスなどの原因が合わさることで高まります。
また、あまり知られていない事実ですが、歯周病はだ液を介して感染します。
そのため、パートナーはもちろん、もともと歯周病菌を持っていない赤ちゃんや犬や猫のペットにまで感染してしまう可能性があります。
大切なのは、家族ぐるみでの歯周病予防対策。ご自身のお口だけでなく、大事な人の健康も守っていけるよう、一緒に歯周病ケアを行いましょう。
歯周病治療は、主に歯石や歯垢(バイオフィルム)を除去し、重度の歯周病には外科的処置を行うというのがほとんどの歯科医院で行われている基本的な歯周病治療です。しかし、この治療法では、治療期間も長くなり、なかなか歯肉の炎症が改善されず、腫れや出血・口臭で悩み続け、最終的に歯を失ってしまう方が多くいらっしゃいます。
当院では、歯周病の原因菌(歯周病菌・カビ菌)に対して内服薬によって除菌をし、歯周病の根本的な改善を目指します。
お口の中から採取した歯垢から、位相差顕微鏡と呼ばれる特殊な顕微鏡を使い、現在の菌の種類や数、状態を確認します。
その細菌に合う内服薬や歯磨き剤を処方していき、歯周病の治療を行います。位相差顕微鏡で撮れた画像は、患者様にもお見せするので、治療前後の状態が一目瞭然にご確認いただけます。
これらの菌種のうち顕微鏡で確認できるのは、
T.denticolaのみです。
P.gingivalis 菌とT.forsyensis菌は非常に小さいため、
顕微鏡では判別できません。そのために行うのが、リアルタイムPCR法によるDNA診断です。
今まで歯周病菌としか言われなかったものを、その菌名を特定、その数をPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)を用いた検査方法で測定を行います。
内服薬や歯磨き剤などで、どの程度効果が見られたのか、再度位相差顕微鏡を用いて検査をしていきます。この段階で、改善がみられた方は定期的なクリーニングに進んでいただき、治療が必要な方は引き続き内服薬を処方していきます。
歯周病はとても再発しやすい病気です。
歯周病菌を除菌できたら、再発させないためにも、徹底的な歯石の除去が必要になります。
毎日の歯磨きはもちろん、メインテナンス時に定期的に検査で菌の状態確認と、クリーニングを受けていただくことが歯周病を食い止める為には非常に有効な方法です。
診療時間
当院では、お待たせすることをできるだけ少なくするために、完全予約制とさせていただいております。
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